平成21年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問3
【問題3】
“システム監査基準” の定める予備調査に関する記述のうち,適切なものはどれか。
個別計画書を作成するために行う予備的な調査である。
本調査に先立って,監査対象業務の実態を把握するために行う調査である。
本調査に先立って,被監査部門と監査計画を調整するために行う調査である。
本調査を補完する目的で,本調査と並行して行う調査である。
【解説】
ア: 個別計画書を作成するために行う予備的な調査である。
誤り。予備調査は監査の計画立案のために行われますが、個別計画書の作成のみを目的とするわけではありません。
イ: 本調査に先立って,監査対象業務の実態を把握するために行う調査である。
正しい。システム監査基準における予備調査の目的は、監査対象業務の実態を把握し、本調査の計画を適切に立案することにあります。
ウ: 本調査に先立って,被監査部門と監査計画を調整するために行う調査である。
誤り。監査計画の調整も重要ですが、予備調査の主目的は監査対象業務の実態把握であり、調整を目的とするものではありません。
エ: 本調査を補完する目的で,本調査と並行して行う調査である。
誤り。予備調査は本調査に先立って実施されるものであり、本調査と並行して行うものではありません。
【答え】
イ: 本調査に先立って,監査対象業務の実態を把握するために行う調査である。
出典:平成21年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問3