平成21年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問4
【問題4】
情報システムの可用性監査において,システム障害報告書に基づき再発防止策の効果をレビューする手続きとして,適切なものはどれか。
障害原因と障害発生時の停止時間の記載の有無の確認
前期及び当期の障害原因別の障害発生件数と停止時間の比較
【解説】
ア: 障害原因と障害発生時の停止時間の記載の有無の確認
誤り。これは障害報告書の記載内容の確認にすぎず、再発防止策の効果を直接評価するものではありません。
イ: 障害報告書の承認体制と承認状況の確認
誤り。承認体制や承認状況の確認は適切な管理手続きを確保するために重要ですが、再発防止策の効果を直接評価するものではありません。
ウ: 前期及び当期の回復許容時間の予測値の比較
誤り。回復許容時間の予測値を比較することは重要ですが、障害発生実績に基づく評価とは異なります。
エ: 前期及び当期の障害原因別の障害発生件数と停止時間の比較
正しい。再発防止策の効果をレビューするためには、過去の障害と現在の障害発生状況を比較し、発生件数や停止時間が減少しているかを評価することが重要です。
【答え】
エ: 前期及び当期の障害原因別の障害発生件数と停止時間の比較
出典:平成21年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問4